【人狼ゲームとは?】
互いの駆け引きと推理が勝敗を分ける、会話中心のパーティーゲームです。
プレイヤーはそれぞれ『村人サイド』と村人に化けた『人狼サイド』に分かれ、『昼』と『夜』の2つのターンを繰り返しながら勝敗を競います。
村人サイドは『人狼』をすべて村から追放すれば勝利、人狼サイドは村人サイドが全員いなくなれば勝利となります。
※このページでは、カドカワBOOKS 3周年フェアで集められるカードを使って行える人狼ゲームを解説します。そのため登場役職は『村人』『占い師』『守護者』『霊媒師』『人狼』『裏切者』の6種類のみです。
※最低プレイ人数は4人です。以下に各プレイ人数でのおススメの役職カードの配分を記します。なお参加者のうち1名は後述のゲームマスターになります。
≪4人プレイ≫ 『村人』2枚/『人狼』1枚
≪5人プレイ≫ 『村人』3枚/『人狼』1枚
≪6人プレイ≫ 『村人』3枚/『占い師』1枚/『人狼』1枚
≪7人プレイ≫ 『村人』3枚/『占い師』1枚/『人狼』1枚/『裏切者』1枚
≪8人プレイ≫ 『村人』3枚/『占い師』1枚/『守護者』1枚/『人狼』1枚/『裏切者』1枚
≪9人プレイ≫ 『村人』3枚/『占い師』1枚/『守護者』1枚/『霊媒師』1枚/『人狼』2枚
≪10人プレイ≫ 『村人』3枚/『占い師』1枚/『守護者』1枚/『霊媒師』1枚/『人狼』2枚/『裏切者』1枚
ここに書いてあるのはあくまで一例です。人数に応じてどの役職を減らすのかは、参加する人で話し合って決めましょう。
【ゲームの進め方】
0.ゲームの準備
・参加者の中から1人ゲームマスター(通称GM)を選びます。
・GMはプレイヤーに1人1枚役職カードを配ります。
・プレイヤーは他の人のカードを見てはいけません。
・プレイヤーは自分のカードを確認し、以降そこに記載された役職としてゲームの勝利を目指します。
・最初は夜のターンからスタートし、昼→夜→昼→…と、GMの宣言によって交互に繰り返します。
※GMには役職カードはありません。
1.夜のターン
・GMが夜のターンに入ることを宣言します。例:「夜になりました。プレイヤーは目を閉じ頭を下げてください」
・夜のターンの間は、GMに指名された役職以外の人は、頭を下げ目を閉じ、じっと無言で過ごします。
・GMは順に各役職を指名し、技能の発動を促します(各役職の技能については、後述します)。
・GMに指名された役職は、目を開けて技能を発動します。技能を使い終わったら、再び頭を下げ目を閉じます。
・すべての役職の技能発動が終了したら、夜のターンは終了です。
※最初の夜のターンでは、技能の発動はありません。GMが誰がどの役職なのかを確認・把握するための時間です。
※GMは仮にゲームの進行に伴い離脱した役職がいたとしても、その役職がまだ残っている体で夜のターンを進行します。
※技能発動の結果得られる情報は、その役職の人にしか分からないよう、GMがすべて無言で身振り手振りのみで伝えます。そのため、予めジェスチャーを決めておきましょう。
2.昼のターン
・GMが昼のターンに入ることを宣言します。例:「朝になりました。みなさん起きてください」
・昼のターンの間は、頭を下げたり目を閉じたりする必要はありません。
・またGMは、直前の夜のターンで『人狼』に襲われた犠牲者がいれば、その人の名前を宣言します。例:「昨晩○○さんが死にました」
・GMの宣言が終わったところで、プレイヤーの中に隠れた『人狼』を探す議論の時間になります。数分の議論ののちに投票を行い、村から追放する人を決めます。
<議論について>
・議論中は、何をしゃべっても構いません。正直に自分の役職を説明してもいいですし、嘘をついても構いません。
・ただ、役職カードを他のプレイヤーに公開するのは禁止です。
・GM、人狼に襲われた人、村から追放された人は議論に参加してはいけません。
<投票について>
・一定の討論時間ののち、GMは会話を中断させ、投票を行うように宣言します。例:「それでは投票を行います」
・投票は同時です。GMの掛け声に合わせて、指さしなどで行います。例:「人狼だと思う人を指さしてください。せーの…」
・一番票を集めた人は追放されます。村人サイドは『人狼』に票を集めて、『人狼』を追放しなければなりません。
3.ゲームの終了(各陣営の勝利条件)
以下のどちらかの条件が満たされたところで、GMはゲーム終了を宣言します。
●『人狼』がすべて追放された場合→村人サイド(『村人』『占い師』『守護者』『霊媒師』)の勝利
●村人サイドの数が、『人狼』の数と同数、またはそれ以下となった場合→人狼サイド(『人狼』『裏切者』)の勝利
ゲームが終わった後は、誰がいつウソをついていたのかというネタばらしを楽しみましょう。
【各役職の説明】
村人サイド
『村人』
技能:特になし
もっとも一般的な役職です。特筆すべき技能はありませんが、昼のターンで的確に人狼のウソを見抜かなければ、村人サイドの勝利はありません。
『占い師』
技能:夜のターンに1人を指名し、その人が『人狼』であるかどうかを知ることができる。
<夜のターンの進行例>
GM「占い師は顔を上げてください。誰を指名しますか?」
占い師「(無言で1人を指さす)」
GM「その人は…(無言で人狼かどうかを示すジェスチャー)…です。それでは顔を下げてください」
村人側の切り札です。村人たちの議論を導いてあげましょう。ただ昼に『占い師』であることを明かすと、その次の夜のターンで『人狼』に襲われる可能性がありますのでご注意を。
『霊媒師』
技能:夜のターンに、直前の昼のターンで追放された人が『人狼』だったかどうかを知ることができる。
<夜のターンの進行例>
GM「霊媒師は顔を上げてください」
霊媒師「(無言で顔を上げる)」
GM「昨日追放された人は…(無言で人狼かどうかを示すジェスチャー)…です。それでは顔を下げてください」
昼のターンの議論の答え合わせができる役職です。自分たちの議論が間違っていたと分かったその時に、どのように振る舞えるかで村の運命が決まります。
『守護者』
技能:夜のターンに1人を指名し、その人を『人狼』の襲撃から守ることができる。
<夜のターンの進行例>
GM「守護者は顔を上げてください。誰を守りますか?」
守護者「(無言で1人を指さす)」
GM「分かりました。それでは顔を下げてください」
うまく立ち回れば、夜の犠牲を無くすことができる大事な役職です。『占い師』や『霊媒師』といった技能を持った人を守ることができれば、勝利に大きく近づきます。
人狼サイド
『人狼』
技能:夜のターンに1人を指名し、襲うことができる。
<夜のターンの進行例>
GM「人狼は顔を上げてください。誰を襲いますか?」
人狼「(2人いる場合は、無言のまま相談。最終的に1人を選んで指さし)」
GM「分かりました。それでは顔を下げてください」
このゲームの主役です。昼には人狼だと悟られないよう巧くウソをつかなければならず、夜も誰から襲うのか計画的に考える必要があります。
『裏切者』
技能:特になし
技能はないものの、勝利条件が人狼サイドと同じです。昼の議論をかき乱し人狼に有利な情報を引き出したり、あるいは自分が人狼のフリをして追放の身代わりになったりといった、高度なプレイングが要求されます。