ここまでの魔石グルメ




1巻. 開幕

地味なはずのスキルは、 最強 に至る可能性を秘めていた―― 少年が「王」になるための新生活が始まる!!

 女神さまから貰った転生特典は【毒素分解EX】という地味スキル……。【聖騎士】を持つ弟とは比べられ家では馬鹿にされる日々。しかしある時、そのスキルで魔物の魔石を食べて能力を吸収できること、そして自分が隣国の王子であることを知らされる! 王城で待っていたのは、豊富な魔石で実験・訓練し、最強の力を引き出してくれる環境で――遂には、伝説の魔物デュラハンの能力まで我が物に! 


【WEB版との違い】
 主人公アインが、転生して得た第二の人生で抱いた決意が、全編を通して語られています。特にそれが出ているのが、書籍で追加されたラスト、クローネとの夜会のシーン。アインの伝説の始まりに相応しい一幕です。




2巻. 覚醒

王太子として成長するアインの前に立ちはだかるのは、有史最悪の魔物災害――「王」を目指す少年の真価が示される!!

 転生特典のおかげで、魔物の魔石から能力を吸収し放題! 入試も圧倒的成績で突破し、ついに始まった王太子としての学園生活は、学園都市対抗戦や遠足など盛り沢山だった。しかし、可愛い許婚や個性豊かな友達に囲まれた充実の新生活の裏で、有史最悪の魔物災害が発生する。大切な国を、人を守る――そのために吸収したのはデュラハンと対を為す、もう一つの伝説・エルダーリッチの魔石だった。


【WEB版との違い】
 WEB版でも人気のある海龍との戦いの前に、学園都市対抗戦でのアインの活躍が描かれます。後に忠臣となるディルとの絆の深まりや、専属護衛クリスとの連携が見所です。またアインの同級生ロランの種族もWEB版とは異なっています。





3巻. 波乱

吸収した魔物の力が暴走!? その原因を探るべく最先端の魔法都市へ―― 「王」を目指す少年の力の秘密が暴かれる!!

 魔石から魔物の能力を吸収する力で、英雄的な活躍を見せたアインは、国王からは名代として外交を任されるまでに。しかし貿易交渉の帰路、その身に宿るデュラハンの力が制御不能になってしまった!? 原因を求めて、最先端の研究都市イストへ向かうことになるが、折角なら楽しみたい! ドジっ子エルフ騎士と調査と観光を兼ねたお忍び旅行に出発……のはずが、アインたちを待ち受けていたのは、イストの闇だった――。


【WEB版との違い】
 ほぼ全編書き下ろしです。カティマやクリスとの旅の様子が描かれつつ、書籍版でカギを握る重要施設『叡智ノ塔』も初登場します。悪徳貴族との全面対決や、列車上の戦い
も書籍版ならではの盛り上がりです。




4巻. 大いなる転機

かつて大陸を揺るがした災厄の獣の 痕跡を追い、舞台は"旧魔王領"へ。 そして、少年はついに「王」となる――!!

 魔法都市イストの事件から一年。アインは視察で冒険者の町バルトを訪れていた。専属の補佐官となったクローネにドキドキしたり、“鍛冶の聖地”であるこの町で最高の腕を持つ偏屈鍛冶師に剣を依頼したりと、今度の旅も充実! しかしバルト近郊の旧魔王領には、古より赤狐の呪いが根付いていた。魔物を操る赤狐がこの地に仕組んだ罠に対し、アインは最強の剣で立ち向かう! イシュタリカ建国の秘密にも迫るターニング・ポイント!


【WEB版との違い】
 書籍版で書き下ろされた強敵“氷原の王”が登場し、アインと元帥ロイドの率いる近衛騎士団と激闘を繰り広げます。その末に手にした新たな魔石から、書籍版のアインにとって強力な武器となるスキル【氷龍】を獲得します。





5巻. 清算

母を捨てた因縁の祖国との会談は、 圧倒的戦力でもって“脅迫”と化す……!? 「王」たる少年がその威風を見せつける!!

 伝説級の魔物たちの魔石を食べ続け、アインは種族【魔王】へと進化! 容姿が急成長したアインにヒロインたちも興味津々な中、スキルも上達していることが判明する。そして遂にハイムとの首脳会談の日がやってきた。全ての因縁を断つべく、アインらは会談の地へ乗り込む。イシュタリカの誇る大艦隊、精鋭騎士団、宰相の知略……過剰な戦力を引っ提げ、会談とは名ばかりの“脅迫”が幕を開ける!? しかしその裏で赤狐の陰謀も動き始めていた……。


【WEB版との違い】
 最大の違いは、書籍版のラストで書き下ろされた赤狐の暗躍と港町マグナの危機です。前巻で獲得した【氷龍】の能力も使いながらピンチを乗り越えるアイン、ここから彼の戦略の幅も大きく広がっていきます。




6巻. 試練

招待されたエルフの里、その最奥に 眠る“聖域”の異変がアインを襲う―― 「王」たる少年が伝説に挑む!

 “魔王”の力で港町マグナの魔物災害を治め、さらに評判を上げたアイン。そんなある日、王都にエルフの使節団がやって来た。使者が携えていたのは里への招待状。招待の真意を探るべく、アインは専属護衛クリスと共にエルフの秘境へと旅立つ。緑豊かな秘境で絶景を楽しんだり、クリスの実家を訪れたり、里の奥地の“聖域”を探索したり……旅を堪能するアインだったが、その“聖域”の異変が里を襲い――!?


【WEB版との違い】
 ほぼ全編書き下ろしです。クリスと巡るエルフの里の絶景スポットや、成瀬ちさと先生の描くエルフの伝統装束、クライマックスの”聖域”最深部での死闘など、書籍ならではの見所が特に多い一冊です。





7巻. 正念場

友好国の陥落、魔法都市の魔力汚染―― 世界で同時多発する災害の黒幕を討て! 「王」たる少年と赤狐がついに対峙する!!

 “聖域”で初代国王の幻影から力を託されたアイン。しかし王都に帰還するや否や、ハイムの第二王子殺害に、正体不明の魔物による友好国エウロ陥落という凶報が舞い込んだ。異邦の動乱の裏に、かつて大陸中を戦禍に陥れた赤狐がいると踏んだアインたちは討伐に打って出ることに。だが今度は魔法都市イストで深刻な魔力汚染が発生してしまう。世界で同時多発する災害、史上最大の難局に、英雄アインが挑む!


【WEB版との違い】
 6巻までの展開を受けて、イシュタリカ国内でも異変が発生します。『叡智ノ塔』の暴走によるイストの魔力汚染、智将ウォーレンの貴重な戦闘シーンなどが新規で書き下ろされ、書籍版ならではの物語が加速していきます。




8巻. 不可逆

アインの全身全霊が迸るとき、 赤狐最期にして最大の罠が襲い掛かる!! そして、「王」たる少年の冒険は終わる――。

 ハイム王国を攻略中の元帥ロイドの窮地に駆けつけたアインは、そのまま大軍を率いて侵攻を開始した。狙うは赤狐、イシュタリカを脅かし続け、ハイム王国を手中に収めつつある凶敵の首である。専属護衛クリスや諜報リリをはじめイシュタリカの精鋭達の活躍で、アインはついに王城・謁見の間へ到達、首魁たる赤狐と相対する。しかし護国の剣がその身体を貫く時、赤狐最期にして最大の罠が、アインに襲い掛かる――。


【WEB版との違い】
 WEB版でも人気のある『ハイム王都攻略戦』に加え、クローネ・クリス・カティマたちヒロインの戦いが書き下ろされています。『叡智ノ塔』での彼女たちの勇姿と、ラストの初代魔王の復活シーンは書籍版オリジナルです。




そして、9巻へ……

ついに顕現した終末を齎す世界樹――アインと眷属たちは世界を揺るがす決戦に挑む! 少年よ、「王」たる威光を取り戻せ!

 赤狐の秘策によってアインは暴食の世界樹へと堕ちた。アインの眷属であるデュラハンとエルダーリッチ、そして復活した初代魔王の三人は、世界を侵食する大樹の暴走を止めアインを復活させるべく、世界樹へ決死の攻撃を始める! 一方アインも、身体の制御権を取り返すべく、精神世界で戦っていた。海龍や氷原の王の力も奪われた窮地で、紛れもなく「最強」の相手――もう一人の己を打ち破る一手とは!?


【WEB版との違い】
 世界樹の猛攻、クローネの身に迫る危機、イシュタリカに現れた意外な助っ人……全て書き下ろしです。書籍版1巻からアインが口にしていた決意、ここまで紡いできた初代陛下との繋がりが、ここに結実します。








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